小中高の一貫校に通うデメリット




〜小中高の一貫校に通うデメリット〜
 当サイトでは、小中高の一貫校に通うデメリットについて子供を小中高の一貫校に通わせていた経験を通して感じたことを紹介しています。ここで紹介します小中高の一貫校とは、私立であり小学校から高等学校までを同じ学校で12年間学ぶ学校のことをです。
 デメリットは、親のエゴがデメリットとして捉えているのかもしれませんので主観的な要素が多く含まれていることを理解下さい。
 それでは、私立の小中高の一貫校について紹介します。
中高の一貫校に比べて充実した教育が受けられるんですよね?
ええ。ですが、授業の進みが早いので、遅れる子は塾に通う必要があります。



 小学校の授業では、教師が2名で子供達を教えています。1人の教師が前で教え、1人が子供達の間を巡回します。手が止まっていたりしていると教師が声を掛けていました。この様に小学校では、教師は生徒に目が届くのですが、中学校になると教え方にも変化が表れてきます。教師は、クラスに2名ではなくなり、分からないことがあれば自発的に教師に聞きに行くことになってきます。だからと言って、子供を見はなすのではなく教師間では子供の情報を取り合っているようです。テストの成績が良い生徒は、上位者に限り張り出されます。そして、上位者と下位者は、ほぼ入れ替わらなくなります。だから、中学校に入ると塾に通う子供が増えるのです。
それじゃ、学校の学費と塾の授業料で多額のお金が掛かるですね?
ええ。それだけでは、ありません。交通費や習い事の費用・文房具費など年間で驚くほどの費用が掛かります。



 小中高と学費は、ほぼ同じです。一般的に100万円と言われます。ここが基準の金額で、これいかになることは先ずありません。交通費・習い事の費用・文房具費・参考書や問題集の費用・友達と遊ぶ費用。20〜30万円ほど年間に掛かるのではないでしょうか。
なるほど。景気が悪くなると親としては給料に影響があるから不安ですね。交友費が挙げられていますが、そんなに掛かるものなのですか?
はい。公共機関を利用してくる子供が多いので、遊ぶとなると公共機関を使いテーマパークなどへ行くことが多いんです。平日の休みが多いので!




 小学校から登下校に公共機関を使っているので、公共機関を使用することに抵抗を感じる子が少ないようです。テーマパーク以外では友達の家で遊ぶ場合もありますが、何れも公共機関を利用しますので遊びに行くにもお金が掛かります。友達関係は、子の成長にも重要ですから友達と遊ばせないわけにはいきません。
そうですね。友達関係は重要ですよね。ところで、いじめは無いのでしょう。
いいえ。一貫校でもいじめはあります。



 いくら私立の小中高の一貫校であっても、いじめはあります。登校拒否になった子供も知っています。但し、担当教師を含む教師陣は、いじめを無くそうと必死に対応しています。昨今は、SNSによるいじめが多発しており、巧妙になっていますから教師は、授業参観などで父兄にSNSのあり方を説いています。
 それでは、この他に種々ありますので、小中高の一貫校に通わせることのデメリットについて紹介します。
 この記事の目次
なぜ小中高の一貫校にしたのか
成績と学費の関係について
お金の問題について
交友関係について
教材について
制服について
教師について
学力の競争について
登下校について
いじめについて
受験の耐力について
一貫校の対価について

なぜ小中高の一貫校にしたのか                            
 まずは、なぜ小中高の一貫校を選んだのか?ですが、非常に単純でした。いじめや学級崩壊が叫ばれていたので、私立の小中高の一貫校に入れさえすれば良い教育を受けさせられると思ったからです。この様な安易な親の考えと、ちょっとの親の見栄でした。本当は、小中高と大学の一貫校に入れればと考えていましたが学力が足らず断念しました。
私立の小中高の一貫校なら良い教育が受けれるんでしょう?
はい。良い教育は受けられたと思います。しかし、子供に合った教育かどうかは分かりません。
   


 小中高の一貫校に入学後の小学校までは、良い教育を受けさせることができたのではないかと思っています。しかし、子供に合っている教育かどうかを知ることは出来ませんでした。中学校に進学後は、成績が友達と比較されるように出ますので、自分がクラス・学年でどのあたりの順位であるかが理解できます。このころから徐々に、親は子に子は親にストレスを感じ始めました。
 ちなみに、1人目の子には、幼児教室に通わせ教科書通りの小学校お受験を体験しました。二人目の子は、問題集を購入し遊び感覚で教え、運よく一貫校に入学できました。

成績と学費の関係について                                  
お受験をして私立の小中高の一貫校に入学できたのだから頭が良いのでしょう。
いいえ。お受験で合格しても頭が良いわけではありません。



 小学校までならば、成績に大差は現れませんでした。しかし、中学、高校となると成績に大差が現れました。親にとっては、この成績が一喜一憂するストレスのたまるものとなりました。子にとっては、今思えば不愉快であったでしょう。成績が良ければ、親からの不満はない。しかし、ちょっとでも成績が下がれば、親は子に対し多くの文句を言う。
 理由は単純で明快でした。支払う費用に対して効果(成績)が上がらないことへのフラストレーションです。親としては、「こんなにお金を支払っているのに!」。お金のことなど、子供にとっては関係が無いのです。むしろ分からないのです。「一貫校だから成績が上がる!」と思い込んでいた親の理解が足りなかったのです。貧乏人は、お金と成績を絡めて一喜一憂するのかもしれません。お金に余裕がないのに無理をして子供を一貫校に通わせてはいけないのかもしれません。
 私は、成績に一喜一憂していました。
 結果的に、成績と学費は何の関係もありませんでした。私立の小中高一貫校でも公立でも成績の上位者はいます。当然ですが下位者もいます。お受験で勉強し小学校に入学したからと言って、頭が良いとはいえないのです。

お金の問題について                                     
 年間約100万円の学費。これが約12年間続きます。これに私立の大学4年間、学部によって高い安いがありますが、16年間で約1,600万円の学費が掛かります。二人になると、単純計算で約3,200万円にもなります。お金に追われる生活では、子供との会話には必ず「お金が掛かっているのよ」もしくは、お金の話が付きまといます。ちなみに、学費以外には、通学費・文具費・交友費・などの費用が発生しますのでご注意下さい。
 学力が上がらなくとも勉強する環境が違うことを理解しましょう。お金が問題でないことを親は早い段階で理解しましょう。
 子供の成績が良ければ、「やっぱり私立よね。」成績が悪ければ、「お金を出して私立に入れているのに!」と親の感情は、揺れ動きます。
 ステイタスの高い家庭にのみに許される私立の小中高の一貫校であることを認識しましょう。
交友関係について                                    
 近所の友達と遊びません。むしろ遊べないと言った方が妥当です。近所の子供は、近所の学校に通う友達が多いので必然的に友達同士の絆が強くなります。その絆の中に入って行くのは難しくなります。
 だから、公共機関を利用して友達と遊ぶことになるのです。このように、すぐに遊べる環境ではないのです。子供によっては、とじこもり気味になる場合もあります。
 小学生時代は、親が遊びについて行きますが中高にもなると、子供同士で遊びに行くようになりました。なお、必ず公共機関を使うので、友達と遊ぶのにもお金が掛かります。

教材について                                        
 書店に行って買えるものと買えないものがあります。教科書の補助的な問題集などは、書店に置いてない場合があります。そのため、ネットで購入か予約注文が必要な場合もあります。仮に問題の回答などを無くした場合は、学校・ネット予約など購入するにも面倒な手続きが必要となります。
制服について                                        
 大人の男性用スーツと同等の金額です。女の子に比べ男の子は動きが激しいため、制服を破くので一着では足りません。特に、中学の時はズボンを3着は新たに購入しました。再購入する場合は、指定されたお店に限られます。
教師について                                        
 優れた教員ばかりではありません。生徒に嫌われる教師もいますし、教え方が悪い教師もいます。子供は、中学以上にもなると露骨に教師に対して好き嫌いを言うようになります。親同士も教師の良い悪いについて話題になります。学年が上がる際にクラス替えがありますが、「**の先生のクラスにして欲しい」など申し入れる親がいると聞いたことがあります。
 我が子を別々の私立に通っていましたが、同じ教師に教わりました。ブラックユーモア的ですが、教師の中には私立の学校間を行き来する人もいるようです。
学力の競争について                                     
 小学では、取得した英検や漢検などが貼り出されましたが、成績は貼り出されませんでした。中高にもなれば、クラス10以上の成績を取った者が貼り出されていました。学年別でも成績は貼り出されました。子も親も一喜一憂しましたが親の方が子よりも激しかったと思います。
 中学で上位にいれば、高校もほぼ上位のようでした。下位が上位に上がってくることは、ほぼないと言っていいでしょう。
 中間と期末の時期が来ると、親は胃が痛くなりました。
登下校について                                       
 時間は掛かります。小学校では、学校側はおおよそ1時間以内と考えているようです。中高にもなれば、制約が無いようですが1時間前後が妥当のようです。それ以上の場合は、公共機関が止まったリスクを考えておく必要があります。地震が発生した場合は、停電することを考えておきましょう。通信機器が全て使えなくなります。ですから、待ち合わせ場所など決めておくことは必須です。

いじめについて                                       
 12年間も一緒なので、仲が良い友達同士であっても一度こじれると陰湿になりがちです。中高と外部から入ってくる友達に比べると陰湿に耐え切れず学校を休みがちになります。一学年に一名程度は、学校に来なくなる子がいます。なお、いじめに対して先生の対応力は高いのですが、いじめは存在します。
受験の耐力について                                      
 あると言えるのか分かりませんが、少なからず小学校から在籍している子の中には、上位の大学に合格しています。このように実績があるので、耐力が無いとは言い切れません。そもそも、裕福な子が一貫校には多いので、厳しさを知らないのは事実だと思います。ただ、ガッツリ勉強する様な姿勢は無いかもしれない。但し、大学受験が始まると、とじこもりになる子がいました。
一貫校の対価について                                    
 親が一貫校から対価を多く得ようとすると、子には大きいな負担となります。子供は、親の所有物で無いことを理解しましょう。当然、親の言いなりにもなりません。人間として個人が存在し性格も考えも持っています。
 子供を親が他の子供と比べれば、常に不満が蔓延し「一貫校に入れたのに!」「お金を掛けているのに!」と思いもするし文句を言いがちになります。子供にとっては、たまったものではありません。
 一貫校に通わせることの意味がなにか?親は常に考えるべきでしょう。多くの親が自分の理想を子に押し付ける嫌いがあることを理解しましょう。
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